現在のお困りごと

「エンジンオイル交換でオイルを抜く際に、銅色の金属破片が出てきた」という症状が多くのご意見としていただきました。正体は、デファレンシャル機構のピニオンギヤのスラストワッシャです。こうなってしまった車両は、デファレンシャルのピニオンギヤとデフケースが直接金属接触してしまい、最悪の場合は、破損して走行不能となってしまいます。

改良検討点

まず、発生している事象に対する要因を確認し、それに対する対策品を検討します。材料については、相手部品を考慮し、大きな変更はありませんが、耐摩耗性を向上させることを検討します。また、「厚さが異なることがある」というロットなどの製造バラツキを無くし、精度を向上した製品を検討します。