実車テスト終了!結果は…
本コンテンツをご覧頂き、誠にありがとうございます!
皆さまから、多くの応援コメントも頂きつつ、
約2か月間に及ぶクラッチレバー・クラッチプランジャー等の実車テストが終了しました!

↑実車テスト終了品:各部に異常摩耗などはありません
【結論】
弊社 新製品に異常無し。
従来品に対し、優位性を確認できた。
引き続き、社内精査を継続し、
量産化へ移行します!
まず、大前提の課題であった、「組付不良」の発生ですが、
- 例1)クラッチレバーの先端(球部)が、クラッチプランジャーに入らない(対策:組み合わせを変更する)
- 例2)プッシュロッドがクラッチレバーの溝に入らない(対策:削るまたは組み合わせを変更する)
- 例3)クレビスピンが穴に入らない(対策:組み合わせを変更する)
等々、従来では多くの問題がありましたが、
弊社新製品は、まったく問題がありませんでした。
『クラッチレバーの状況』

↑同走行条件における従来品との比較(一般道メインに5000km走行)
新製品は当たり程度に対し、従来は広い範囲で摩耗があることが確認できます。
これは、適切な熱処理によって耐摩耗性が向上したことによるものです。
『クラッチプランジャーの状況』

↑同走行条件おける従来品との比較(一般道メインに5000km走行)※右の参考品は50000km走行
まず、上写真のように、穴を見通した時、新製品(左)に対し、従来(中央)は穴の大きさが広がっていることが確認できます。

↑同走行条件おける従来品との比較(一般道メインに5000km走行)※右の参考品は50000km走行
続いて、クラッチレバーが接触する部分を観察すると、大きな差異がある事が分かります。
新製品(左)の軽微な当たりに対し、従来(中央)は広範囲に大きなへこみ(摩耗)が確認できます。
これは、適切な熱処理および表面処理によって耐摩耗性が向上したことによるものです。
※従来の参考品(右)のようにまで更に摩耗が進んでしまうと、クラッチペダルを踏み切っても、クラッチが切り離せなくなってしまう等の不具合が発生します。
その他、クレビスピンやプッシュロッドも軽微な当たり程度であり、とても良い状態を確認できました!
これらも、適切な材料・熱処理・表面処理によって、実現できたと考えます。
同じ走行条件で従来品と、ここまでの差が出たのは大きな成果だと感じます。
今回確認できた各部品の状況から、ローバーミニの更なる高寿命化に大きく貢献できるのではないでしょうか。
次回は、弊社新製品を搭載したテスト車両に乗って頂いた皆さまのご感想などをご紹介する予定です!
更新までお待ちください。